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古稀脳活72

                    ブログタイトルの『古稀脳活72』は ”ボケ防止と脳活性化” のために72歳から開設するという意味である。                                                                今後、何年ブログを継続できるか自分自身との闘いであり、またそれが励みになり老後の楽しみでもある。

3年ぶりの珍客~『めじろ』がやってきた!!


我家の庭先の植木に3年ぶりに『めじろ』がやってきた。
今年は日本列島を大寒波が襲来して例年の数倍に及ぶ積雪もあるようだ。
このため『めじろ』も山での餌がなくなって、餌を求めて人里まで下りてきたのだろう....私の記憶では3年ぶりの出来事である。
 
早速、この珍客に『みかん』を半分に切って庭木の枝に差し込んで、彼らに食べ物をサービスすることにした。
そしてこの珍客を写真に収めようとして、カメラを構えて待っていると『めじろ』が遠慮がちにやってきて『みかん』を啄み始める。
 
暫くすると同じ餌を求めて『ヒヨドリ』や『ツグミ』など『めじろ』の10~20倍もありそうな大型の野鳥が飛来してくる。
大型の『ヒヨドリ』などが飛んでくると、主役の『めじろ』は一斉に飛び去ってしまうので、『めじろ』が餌を啄む写真が中々撮れない。
1階の居間にカメラの三脚を立てて、カーテンを閉じて『人の気配』を消してシャッターチャンスを伺う。
被写体の『めじろ』まで7~8m以上離れているので『望遠レンズ』に切り替えて、1時間ほど粘ってようやく撮れたのが上記の写真である。
 
子ども(小学校3年生?)の頃から、『めじろ』を飼いたくなって『めじろ篭』を作り始めた記憶がある。
裏山の竹やぶから、『丸竹』を取ってきて『篭』を作ろうとするが、歪な形の『篭』しか作れず悔し涙を流したこともある。
どうにか『めじろ篭』らしきものが出来上がると、中に入れる『めじろ』を取るために、朝早くから山へ出かけたものである。
 
この『めじろ』には、興味深い独特の習性がある....。
『めじろ』は冬を乗り切るために『集団生活』を始める。
寒さに耐えるために木の枝などに1列に並び、めじろ同士が体を密着させあって暖を取っている。
この光景から『めじろ押し』という言葉ができたようである。

春先になると『集団生活』を止めて、それぞれの山に戻っていく。
喧嘩に強い『めじろ』は、南向きの温かい一等地に『巣』を作って子育てする。
この最良の場所を『テリトリー(縄張り)』として棲みつく。
そこで生まれた『1番雛』が5月の連休明け頃になると、親が持っている『テリトリー』内の一番高い『木』の頂上で鳴き始める。
この鳴き声を『高音(たかね)』といい、方言では(タックヮ)と言っていた。
優秀な『めじろ』は、1分近く鳴き続ける『1番雛』がいる。
勿論『成鳥』になってからも鳴き続ける。

この『1番雛』は喉から手が出るほど欲しくて、自分が飼っている『めじろ』(オトリと記す)を篭に入れて、『テリトリー』内で鳴かせると『1番雛』が近寄ってきて、『外敵』を追い出そうとして『オトリ』に襲い掛かってくる。
『1番雛』は『オトリ』の篭を蹴ったり、嘴を「パチパチ」鳴らしながら襲ってくる。勿論篭の中の『オトリ』も応戦する。
2~3分間は壮絶な戦いを演じてくれる....一段落したところで篭の近くに『トリ餅』を塗ってある『止まり木』に掴まってくれると捕獲成功である。
 
しかし『1番雛』の『高音』に圧倒され(負け)て『オトリ』が沈黙してしまうと、『1番雛』は姿さえ見せることはない。
こうなると『お手上げ』で完敗となり、目的の『1番雛』を捕獲することはできない。
 
【追記】めじろに興味のある方は下記URLをクリックして動画をご覧ください。
【めじろの高音&喧嘩】
黄金のメジロ【世界でも珍しい!!】高音♪♪》 - Bing video

壮絶!メジロが取っ組み合いの大げんか - Bing video


春先・新緑の季節になり山に入ると、一番高い木の上から上記のような『めじろの高音』を聞くことができます。(vol.1575)【Kー正人】
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