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古稀脳活72

                    ブログタイトルの『古稀脳活72』は ”ボケ防止と脳活性化” のために72歳から開設するという意味である。                                                                今後、何年ブログを継続できるか自分自身との闘いであり、またそれが励みになり老後の楽しみでもある。

『小さな小さな水草』のお話


何年も前の新聞のコラム欄に『水草が増えて気付いたときには取り返しの付かない所まで来ていた』と言う架空の話が出ていました。
私の家の近くにある公園の池の水草がだんだん増えています。
それを見て昔読んだ先程の話を少し膨らませてみました。

ある所に大きな大きな湖があったそうな。
それはとてつもなく大きくて向こう岸が見えないくらいの大きな湖だったと.....。 
湖には沢山の魚がおってな人々は魚を獲り、陸では作物を作って皆豊かに暮らしておったそうな.....。 
大きな湖は生きるための大切な宝の湖であった。
ところがある日一人の老人が大変な物を見つけてしまった。
湖に小さな一枚の水草が生まれてしまったそうな、人々は気付かなかったが老人は驚愕した。 
その顔は血の気も引いて今にも倒れそうになった。
老人は若者に必死に頼んだそうな.....。
「あの水草を取ってくれ、大変な事になる」 
「あの水草は時が経つと倍々に増えていくと言われている」
「水草が増えて湖が覆われたら湖は死んでしまう」
「頼む!小さいうちに取ってくれ!」と必死に頼んだ。
しかし若者は事の重大さには全く無関心で「はい、はい判りました」と軽く聞き流したんだと、それから間もなく老人は亡くなった。

1年経ち2年経っても湖は何も変わらなかった。 
そのうち若者は約束をすっかり忘れてしまった。
小さな小さな水草だから大きな大きな湖では浮かんでいるただの水草と何も変わらない。

何年か経ったある日若者は「あれっ!」と気になった。
水草が大きく広がっている様な気がした。

「あれっ、此の前よりも大きくなった?」
そしてあれよあれよと思う間に次第に大きく広がっていった。

「また大きくなった」「また大きくなった」大きな大きな湖は日を追う毎に水草で覆われていった。

若者はハッと思い出した。
「此の水草は時期が来ると倍々に増えるんだ。だから取ってくれ!」
と老人に頼まれた事を.....

水草はたちまち大きな湖の四分の一まで広がっていった。
次に増えれば半分は覆われてしまう。
そしてその次は・・・あぁぁ~~~お終い。

*今日のネットニュースを見ると以下のような記事が載っていました。
【終末時計「残り100秒」 20秒進み史上最短】
https://www.asahi.com/articles/ASN1S20RNN1QUHBI013.html
異常気象による大規模山火事や氷河の崩壊。日本でも雪の降らない北海道や東北のニュース。
それに伴い冬野菜が早く育ちすぎて豊作貧乏になっている農家など、身近な問題も大変です。【黄昏】 
 
~・~・< お待たせしました >・~・~
ご存じの通り1月25日早朝(3時頃)から、忍者ブログに不具合が発生してブロブの読み書きができなくなり、同級生の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
忍者ブログ関係者の緊急対応により、3~4日前からブログ記事の表示(閲覧)だけは可能になりましたが、新しいブログ記事を記載するなどの『更新』はできませんでした。
今朝(2月3日)から忍者ブログの不具合もすべて解消されて、10日振りにブログの更新が可能になりましたので、不具合が発生する前日の夜(1月24日)に投稿して貰っていた、同級生『黄昏さん』からの記事をようやく載せることができました。

【写真】ブログ記事にマッチする写真がありませんので、『イッシー』や『大ウナギ』で有名な鹿児島県指宿市の『池田湖』にしました。【2008.04.15 撮影:M-K】(vol.1482) 
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