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古稀脳活72

                    ブログタイトルの『古稀脳活72』は ”ボケ防止と脳活性化” のために72歳から開設するという意味である。                                                                今後、何年ブログを継続できるか自分自身との闘いであり、またそれが励みになり老後の楽しみでもある。

<<私は楽しく過ごしてます>>


毎日の料理に欠かせないのが『包丁』である。 
1年365日、飽きもせず、来る日も来る日も、時間になると食事の支度をする。
これが面倒と思うことはないが、少ないレパートリーの中から三度三度365日、何年も、何十年も、愚痴も言わず、料理をしてきたものだと自分で感心することがある。 
「切れ味も味の内」とよく言われる。ならば包丁の切れ味だけでも良くしたい。
自分で研げれば楽しく料理が出来るかも知れない。
そんなことを考えながら道具捜しを始めた。
勿論ネットで......何種類かの研ぎ具合を比較したページがあった。

私が購入を考えていたテレビコマーシャルの包丁研ぎもあったが、テストの結果は100円ショップで売っている普通の砥石が一番だった。
家には砥石が揃っている。それを使うことにした。
『包丁研ぎ』は初めての挑戦である。一番大きくて滑らかな砥石で研いでみたが全然ダメ。 
目が細かいほうが良いと思ったのは『仕上げ用』と書かれていた。  

そこで困ったときのネット頼みで『包丁の研ぎ方』を検索する。
すると「砥石は使い分けること」と動画のオジさんが言っている。 

刃物屋の由緒あるお店の何代目かの言う事だから間違いはないだろう.....。
「な~んだそうなのか」
砥石に『300』や『1000』と書かれているのは、目の粗さなのかと理解する。

先ず『300』番の砥石で研いでみる。
「力を脱いてゆっくり押して引く」を繰り返す。
勿論、角度は変えない。言われた通りにやってみる。  

オジさんが言うような「バリ(まくれ)」がなかなか出ない。
それでもめげずに、ユックリしたり激しく動かしたり色々やってみる。

しかし「バリ」は出てこない。
何時もの私ならとうに諦めて夫に助けを乞う所であるが、今回は何としても自分でやってみるつもり。

焦らず気長に研ぐことにした。午前中から午後にかけて押したり引いたりを繰り返した。
力仕事ではないので苦にならない。むしろ楽しんでいる。
そして何時間か経った頃、やっとバリらしき感触を得た。
「おっ、これは行けるかもしれない」 大袈裟に言えば微かな希望の光が見えてきた。
そして今度は裏側の研ぎにかかるが表ほどのバリが出ない。
「も~これくらいで良いか」と見切りを付けて、仕上げの『1000』番砥石で仕上げた。

さて、何時間もかけて研いだ包丁の出来栄えはどうだろう。
試し切りは動画でやっていたように新聞紙を切ってみた。
「お~~切れたぁ」 研ぐ前に新聞紙を切った時は、刃が当たりもしなかったのに スーっと切れる。
思わず「ヤッター」と叫びたい気持ちである。
すかさず、傍にあった白ネギを切る....「おっ?」「凄い」 吸い付くように刃が白ネギを切っていく。
「おお~~凄~い」我ながら感心した。瞬く間に1本切れた。
「気持ちい~~い」吸い付くようにスッと刃が入る。 
これが切れ味だ「切れ味の凄さ まさに快感・カ・イ・カ・ン・・」包丁の切れ味が良くわかる。

トマトも 幾らでも薄くスッと切れる。胡瓜も、玉ねぎも思い通りに切れる。
今までもこれくらいの切れ味は体験していたのに、自分で研いだ包丁は特別に良く切れると思えた。
「これから自分で研げる」と思うと病みつきになりそうだ。
何年振りかに味わう達成感であった。
たかが包丁を研ぐ位で大袈裟すぎるなんて笑われそうだが、私にとっては素晴らしい初体験だった。
時間が長くかかった割に疲れなかったのは、台所の流し台で研いだからかもしれない。
丁度お臍の当たりに置いたから、力が抜けて良かったのかな?と思っている。
これから料理が楽しくなりそうだ。
「切れ味」と言う秘密のレシピが加わったのだから..... 。
研ぎ上がった包丁を見てほくそ笑む私であった。【H・Y】                         

【写真】今年のゴールデンウイーク中の『知多中央自動車道路』。左側2車線は数年前に『名古屋同窓会』を開催した『ホテル松濤=内海海水浴場』や『セントレア=中部国際空港』方面へ、対向2車線は『名古屋高速自動車道&伊勢湾岸自動車道』へ繋がる中部地区の幹線道路である。
この時期は潮干狩りも最盛期で、例年この道路は『数珠繋ぎ』の大渋滞なのだが、今年はコロナウイルス対策の外出自粛でガラガラの状態が続いた。投稿記事にマッチする写真が見当たらないので.....ガマンして!!(2020.05.02 10:15 撮影=ブログ管理者)【M-K】(vol.1488)
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